ヴェストファーレン通信 BVB / DORTMUND

移籍市場

2026年夏の移籍市場 カレツァス3000万、アデイェミ売却、そしてエル・マラ

2026年8月13日時点

今夏のドルトムントは、ベテランを整理して10代に投資する動きをはっきり見せた。契約満了の3人が去り、主力の一人を売り、代わりに18歳と19歳を並べている。 補強の総額よりも、年齢構成の入れ替えが大きい夏だ。

加入した選手

選手前所属移籍金・条件
コンスタンティノス・カレツァス(18/攻撃的MF)ゲンク固定3000万ユーロ+ボーナス最大200万。2031年6月30日まで
ジョアン・ガドゥ(19/CB)ザルツブルク約1950万ユーロ。5月に発表
ジャスティン・レルマ(18/MF)インデペンディエンテ・デル・バジェ2024年に合意し、この夏に合流
カウア・プラテス(DF)クルゼイロ約1200万ユーロ。2月に契約発表
山本天翔(18/MF)ガンバ大阪2027年6月30日までのレンタル。買い取りオプション150万ユーロと報じられている

カレツァスはクラブ史上2番目の高額移籍になった。ゲンクにとっては史上最高額の売却で、将来の移籍益の10%を残す条件も付いたと伝えられている。 ガドゥはズーレの引退とシュロッターベックの離脱リスクを見越した補強で、19歳のセンターバックとしては大きな買い物になった。

退団した選手

選手移籍先形態
カリム・アデイェミ(FW)バルセロナ完全移籍。報道では移籍金2500万ドル規模、将来の移籍益の35%をドルトムントが保持
ユリアン・ブラント(MF)契約満了。3月に更新しないことで合意
ニクラス・ズーレ(DF)5月に現役引退を発表。その後アマチュアクラブへ
サリフ・エズジャン(MF)契約満了
ヤン・クト(DF)コモレンタル。年俸は全額コモ負担、買い取りオプションは2000万〜2200万ユーロと報じられている
ジュリアン・デュランヴィル(FW)リヨン完全移籍(7月2日)
コール・キャンベル(FW)エルバースベルク完全移籍(7月9日)
キェル・ヴェチェン(MF)ミッティラン完全移籍(7月13日)

冬の時点でパスカル・グロスがブライトンへ戻り、レンタルで来ていたアンセルミノもチェルシーへ帰っている。ここに夏の8人が重なり、昨季のロッカールームはかなり顔ぶれが変わった。 キャプテンはエムレ・ジャン、副キャプテンはシュロッターベックという並びは維持されている。

エル・マラ交渉は、まだ終わっていない

今夏いちばん長く続いているのが、ケルンの19歳サイード・エル・マラをめぐる交渉だ。彼は初のブンデスリーガとなった昨季、34試合すべてに出て13得点5アシスト。ブレントフォードが用意した5500万ユーロは、本人が移籍を望まず流れた。

5000万 4500万 3400万 2度目 3400万+B 3度目 固定4000万 4度目 4500万超 8月12日の報道 固定5000万 +ボーナス500万 ケルンが容認と伝わる
報道ベースのオファー推移。金額は各社の報道値で、クラブの公式発表ではない。

8月6日には固定4000万ユーロ+ボーナスの3度目のオファーが準備されたと伝わり、翌7日にはボーナス込み4500万ユーロ超の4度目も断られたとされた。9日には固定4800万+ボーナス700万という「最後のオファー」の内容も報じられている。 そして12日、固定5000万ユーロ+最大500万ユーロのボーナスに届けば移籍が認められる、という話が出てきた。ケルンが求めていた5000万ラインに、ドルトムントが並んだ形になる。

成立すればクラブ史上最高額を更新する規模だ。アデイェミの売却益と、クトの人件費削減がここに効いてくる。 逆に流れた場合、2シャドーの3枚目はチュクウェメカとファビオ・シルバのどちらか、という薄い状態のまま開幕を迎える。

移籍市場の締め切り

ドイツの夏の移籍期間は9月初旬まで開いている。スーパーカップ(8月22日)と開幕節(8月29日)は、この案件が決着する前に来る可能性が高い。